「ルーフバルコニーを設置するまえにデメリットについて知りたい」「注文住宅で間取りの失敗したくない!」とお考えのかたへ。
このページではルーフバルコニーの失敗&後悔しやすいデメリットとメリットについてお話していきます。
ルーフバルコニーとは1階や2階の屋根となる場所に設置する屋根のないベランダです。いわゆる屋上や2階の部屋に隣接する形で1階の屋根部分にルーフバルコニーを設置したり。
我が家は2階の部屋に隣接する形でルーフバルコニーを作ることが可能でしたが、デメリットが多かったため見送ることにしました。
そのデメリットというのがこちら↓
- 周辺環境
- 使用頻度
- 安全性
- 掃除の手間や維持管理
- 設置費用
ルーフバルコニーのデメリット
①周辺環境
「ルーフバルコニーで日光浴したりバーベキューしたいな」「晴天の気持ちいい環境で布団を干したいな」と思ってルーフバルコニーを作ったものの、近隣の目が気になって思ったより開放的じゃないと感じることも。
そのため、近隣との距離が近い場合はおすすめできません。土地選びの時点からルーフバルコニーの計画を立てていくのがおすすめです。
②使用頻度
雨が多い地域や雪が降る地域など、ルーフバルコニーを使える季節が限定されてしまい使用頻度が少なくなることも。また、晴れていても暑すぎて使う気にならなかったり…。
ルーフバルコニーで洗濯物を干したいと思っていても、洗濯機からルーフバルコニーまでの距離が遠いと重い洗濯物を持ちながら移動するのが面倒だと感じたり。
ほかにも「子供の遊ぶ声が大きく迷惑をかけているかも…」「バーベキューのにおいが迷惑になってるかも…」など気を遣う場面が多かったり、思っていたように使用できないと思うかもしれません。
ルーフバルコニーを持て余すことにならないために何をしたいのか目的を決めて、それができる環境(立地や間取り)にしておくことが必要です。
③安全性
ルーフバルコニーには当然柵をつける必要があり建築基準法で1.1m(110cm)以上と決められています。しかし、危険を認識できない小さい子供がいる場合は注意が必要です。
子供と柵の安全性について、こちらの検証動画が参考になりましたので共有します。
この動画では、ベランダの手すりに見立てた高さ110cm(建築基準法で定められている柵の高さ)の器具を子供は登ることができるかという検証をしています。
その検証結果はというと、4歳児で約7割、6歳児は全員が登りきることができ、バルコニーの柵程度であれば乗り越えることが可能ということが分かります。なかには15秒で登りきる2歳児もいるのだから驚きです。
また、NPO法人の実験では建築基準法で定められている高さよりも高い120cmで検証したところ、3歳児で65.7%、4歳児で72.5%、5歳児で90.2%の子供たちが柵を乗り越えることができたのです。
恐怖心より好奇心が勝ってしまう小さいお子さんがいる場合、ルーフバルコニーを作ることで心配事が増えるかもしれません。
④掃除の手間や維持管理
ルーフバルコニーは屋根がないので雨ざらし状態になります。雨漏りするリスクもありますし定期的なメンテナンスが必要です。
また、ルーフバルコニーの外周に柵(壁)を作るので落ち葉や砂が溜まりやすく掃除もしにくいです。
⑤設置費用
1階や2階のうえにルーフバルコニーを設置するため、雨漏りしないよう防水対策や外周につける柵や壁を設置するなど、一般的なベランダをつくるよりも費用がかかりやすいです。
ルーフバルコニーのメリット
①広くて開放的
屋根もなく視界を遮るものもなく、広くて開放的なのが一番の魅力ではないでしょうか。
お家で手軽にアウトドアができ家族だけがいる空間でバーベーキューもできます。
ガーデニングや家庭菜園をしたり、日光浴しながらヨガをしたり、テーブルとイスを用意してお家カフェを楽しんだりできます。
②部屋の中が見えにくい
屋上ではなく部屋に隣接する形でルーフバルコニーがあると、部屋までの距離ができるため外から部屋の中が見えにくいです。
③大きなものを洗ったり干したりしやすい
浮き輪やテントなどレジャー用品を洗って乾かすこともできます。外で洗濯物を干したいひとにとっては、布団など大きな洗濯物を干すスペースにもなりますし家族全員一気に干すことも可能です。
まとめ
- 周辺環境
- 使用頻度
- 安全性
- 掃除の手間や維持管理
- 設置費用
上記のデメリットと思われるポイントをクリアすれば、ルーフバルコニーは広く遮るものがなく開放的で日当たりも良くおすすめです!
★私が2階のベランダをなくした理由↓