お家づくり

玄関階段の間取りで後悔・失敗しない!メリットとデメリットまとめ

 

玄関階段について「玄関入ってすぐ階段は微妙?」「リビング階段とどっちがいいんだろう?」とお悩みの方へ、このページでは玄関階段のメリットとデメリットをまとめ、よくある間取りの失敗や後悔ポイントついてお話します。

平屋じゃない場合、必ず階段が必要になってきますがどこに設置するべきか悩みますよね。特に玄関階段・廊下階段・リビング階段のどこにしようか悩まれる方が多いと思います。

今回は玄関階段にすることのメリット・デメリットは何があるかお話していきます。

  1. 玄関から2階へ直行できる
  2. 来客にリビングを見られることがない
  3. 音・明かり・ニオイが気になりにくい
  4. リビング階段に比べて冷暖房効率が良い
  5. 開放的な玄関になる
  1. 家族の出入りに気づきにくい
  2. 玄関先での来客時に困る
  3. 居住スペースが減る
  4. 1階と2階に行き来する際の温度差
  5. 風水的に良くないとされている
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お家づくりで後悔したくない方は、ぜひ最後までお付き合いください!

玄関階段のメリット5つ

①玄関から2階へ直行できる

玄関階段のメリットの1つとして、玄関から2階に行くまでの動線が短いという点があります。

特に2階にリビングやキッチンがある場合などに効果を発揮します。買い物が終わって家に帰ってきてすぐに2階にあるキッチンへ移動できます。

1階がリビング・キッチンだとしても、家に帰ったらまずは自分の部屋で着替えるという習慣がある方にもメリットだと思います。

また、家族間のプライバシーを確保できるので、将来的に1階と2階で分けて2世帯住宅にする予定があるひとにもおすすめです。

②来客にリビングを見られない

1階がキッチンとリビングだとしたら、2階が子供部屋になることが多いと思います。子供が家に友達を呼ぶ場合、リビングを通す必要がなくそのまま2階に直行してくれます。

急に友達を連れてきても、散らかりがちなリビングやキッチンを慌てて片付ける必要がありません。

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この場合、玄関先に手洗いスペースを設けるのがおすすめです!

③音・光・香りが気になりにくい

少し離れた玄関に階段があることで、生活音や話し声・照明の光・料理のにおいなどが広がりにくいのがメリットです。

リビング階段だと、どうしても料理のにおいは広がっていきますし、テレビや掃除機の音も玄関階段に比べて大きいです。

昼勤・夜勤で生活リズムが違う場合にも玄関階段はおすすめです。

④リビング階段に比べて冷暖房効率が良い

冷たい空気は下に、暖かい空気は上に流れていくので、リビング階段は冷暖房効率が悪いと感じるかもしれません。玄関階段であれば、リビングで暖めた空気が階段をつたって上に流れていくということはありません。

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最近は“全館空調”といったすべての部屋の温度が均一である性能の良いお家が増えてきていますが、もしそうでないお家を建てるのであればメリットになります。
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⑤開放的な玄関になる

玄関の面積を広くとるひとはあまりしないですよね。玄関に階段を設置することで縦にも奥にも広がって、圧迫感のない広い玄関を演出することができます。

特に、階段は必然と天井が高くなりますから“吹き抜け”のように開放的な玄関になりやすいです。

玄関階段のデメリット5つ

①家族の出入りに気づきにくい

玄関階段は2階に直行できるため、子供が知らない間に出かけていたり、気づいたら帰宅していたり、来客がいたり、知らないひとを家に連れ込んでいたり……。家族とのコミュニケーションの機会が減ったと感じるかもしれません。

昔はスタンダードだった玄関階段ですが、このような不安があるため減少傾向にあるようです。最近は家族間のコミュニケーションを重視する方が多く、リビング階段を採用して必ず1日1回は顔を見れる状況にしているひとも多いです。

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自分が思春期だったとき、どうやって過ごしていたか思い出してみるのもいいかも。

②玄関先での来客時に困る

玄関先で来客がいる場合、1階から2階へ、2階から1階へ移動しづらいというデメリットがあります。なんとなく気まずい思いをしますよね。

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玄関近くにトイレを設置した場合も同じ現象になるので要注意!

③居住スペースが減る

リビング階段であれば、階段下をリビング収納にしたりテレビを置くスペースにしたり、鉄骨階段にしてリビングを広くすることも可能です。

一方、玄関階段は玄関ホールは広くなる(広く感じる)ものの、リビング・キッチン・寝室などの“メインで生活する場所”ではないため、「玄関階段じゃなければ、そのぶんリビングを広くできたのに…」と面積が勿体ないと感じるかもしれません。

④1階と2階に行き来する際の温度差

すべての部屋の温度が均一である“全館空調”でない限り、1階と2階を行き来する際に「暑い!」「寒い!」といった温度差を感じることになるでしょう。

玄関にも冷暖房完備できるようにすれば解決しますが、いつも人がいるわけではない玄関で冷暖房機器を常に動かしておくのは電気代が勿体ないというデメリットもあります。

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⑤風水的に良くないとされている

気になるひとは気になる風水問題。

玄関から入ってすぐに階段がある間取りだと、玄関から入ってきた“良い気”がすぐに二階に上がってしまいそのまま散ってしまうと言われています。人が集まりやすいリビングは家全体の運気を意味するため、玄関階段&1階にリビングがある場合はリビングに“良い気”がいかないそうです。

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風水に縛られて理想の間取りができないのは注文住宅の本末転倒!個人的には程よく参考にするのがおすすめです。

まとめ

  • 玄関から2階へ直行できる = 家族の出入りに気づきにくい
  • 来客にリビングを見られることがない = 玄関先での来客時に困る
  • 音・明かり・ニオイが気になりにくい = 居住スペースが減る
  • リビング階段に比べて冷暖房効率が良い = 1階と2階に行き来する際の温度差
  • 開放的な玄関になる = 風水的に良くないとされている
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自分にとってどれが最優先するべきポイントなのか見極めましょう!

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