お家づくり

お風呂のランドリーパイプはいらない6つの理由

 

お風呂のランドリーパイプについて「ランドリーパイプってなに?」「あったほうがいいの?」とお悩みの方へ、元ランドリーパイプ愛用者の主婦が考える「お風呂のランドリーパイプはいらない6つの理由」をお伝えします!

元ランドリーパイプ愛用者で歴は1年半程。新居に引っ越してくる前に住んでいたところは浴室乾燥機があり、毎日ランドリーパイプを使って干していました。

なんといっても虫が怖すぎて窓を開けたくない私にとって浴室乾燥機は救世主!そのため、ランドリーパイプは本当に本当にすごく便利で「新築でも絶対欲しい」「一生使う!」とすら思っていました。

しかし、1年半使用して気づいたデメリットがたくさんあり、新築では不要と判断しました。その理由は6つあります↓

  1. ランドリーパイプが錆る
  2. 上記の理由から掃除する箇所が増える
  3. 幅のあるシーツや長いタオル等が干せない
  4. 入浴時間を避けて使用する必要がある
  5. 干すたびに感じる床の不快感
  6. 見た目の問題
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ちなみにお風呂のメーカーはLIXIL(リクシル)です!

ランドリーパイプを使って分かったデメリット

理由①ランドリーパイプが錆る

LIXIL(リクシル)のお風呂「アライズ」のランドリーパイプはステンレスになります。2日に1回(多いときは毎日)使用していたのですが、気づいたら錆びついていました。

私がズボラっていうのもあるのですが、ランドリーパイプの掃除は1年程していませんでした。この水滴が垂れて干してる服についていたとしたら恐怖…!

放っておくと錆びつくので、当たり前だけどこまめな掃除が必要になります。

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面倒くさがりな私にはこまめな掃除ができず、その結果がこれです。。

理由②掃除する箇所が増える

理由①により、ランドリーパイプの掃除が必要です。

といっても、掃除方法はタオルでさっと拭くだけでOK!なのですが、その“拭くだけ”ができなくてこうなりました…。拭くことすらできなかった私なのでランドリーパイプをつけない理由の1つに。

ちなみに1年程経って気づいた錆ですが、いつも通りバスマジックリンで掃除したら取れました。さすがにパイプをかけた状態では液も垂れるし危ないので外して掃除しましたが、大きいものを狭い浴室で洗う労力や……。

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ズボラなひとには向いていないかも。

理由③幅のあるシーツや長いタオル等が干せない

意外と盲点だなと思ったのが長さのある物が干せないこと。長いタオルを干すと浴槽につきます。

一応浴槽にタオルがついていても浴室乾燥機なら問題なく乾きますが、あまり良い気分ではないですよね。(ちなみの長いワンピースもついてしまいました…。)

また、布団カバーやシーツ等の大きいものを干すときに幅が足りないこともあります。布団カバー・シーツ・毛布などは頑張れば干せますが、服やタオルを干すのと違って下のほうが乾かない。

また、シングルサイズなら干せるけど、シーツ1枚に対しランドリーパイプを2本使わないと浴槽にべったりついてしまい干せません。そのため1人ずつ干さないといけません。そうすると浴室乾燥機を何回も動かすことになるためコスパも悪いなと…。

大きいものを自宅で洗うかたは、浴室乾燥機以外で対応するのを検討したほうが良いと思いました。

「どうしても浴室で干したい!」のであれば、マグネットタイプのもので設置場所を動かせるようにしたほうが賢明かなと思います↓

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パイプの位置を固定せず、洗濯物に合わせて位置を変えるのがおすすめです◎

理由④入浴時間を避けて使用する必要がある

浴室乾燥機を使用すると、夏では6時間、冬では8時間程で乾いています。

私たち夫婦の生活リズムだと、

  1. 夜、洗濯機を回してから入浴
  2. 入浴後に洗濯物を浴室内に干して浴室乾燥機を動かす
  3. 朝には乾いている状態なので取り込む

こんなサイクルで毎日を過ごしていましたが、たまに朝洗濯して昼に浴室乾燥機を使うと、夜入浴したいときには「まだ乾いていない…」なんてこともありました。突発的に洗濯したいとき、時間の融通が利かない点は大きなデメリットだと思いました。

それならばいつでも干せるランドリールームを作って衣類乾燥機もしくは干さなくて良いドラム式洗濯乾燥機のほうがおすすめ。

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★我が家が使用しているパナソニックの衣類乾燥除湿機↓

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乾燥機の使用ができない服があるので、我が家はドラム式洗濯乾燥機ではなく衣類乾燥除湿器を選びました◎

理由⑤干すたびに感じる床の不快感

我が家では入浴中に洗濯機を回し入浴後に干す流れ。そのため、いつも干すときには床が濡れていて「ヒヤッ」とするのが地味にストレスでした。

家の性能にもよると思うのですが、全く断熱ができていない家だったため、冬場は床が冷え切って本当にやばいです。指先凍傷するんじゃないかってくらい冷え冷え!

洗濯機を置いている脱衣場とランドリーパイプのある浴室。脱衣場と浴室を行き来するたびに足が濡れるし床は冷たいしで不快感MAX。

「ひやっとしないお風呂の床」もありますが、濡れているとやっぱり冷たい。

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新築でランドリーパイプを取り付けない理由第一位かもしれない…!

理由⑥見た目の問題

気になるひとは気になる、見た目の問題。

ちょっとしたミニマリストなので全体的に物を増やしたくない・すっきりとした家で過ごしたい願望がありまして…。ゆっくり湯舟に浸かり、ふと上を見上げたらランドリーパイプ。住めば慣れるので気になりませんが、住み始めた頃は気になりました。

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生活感のないホテルやモデルルームのような家を目指しているひとは要確認!

ランドリーパイプの代わりにランドリールームを採用

新築ではランドリールームをつくり、浴室では干さないという選択を取りました。

というのも、新築では「全館空調」を採用。空気が常に循環しており、どの部屋も半日程度で乾いてくれるのでランドリーパイプと浴室乾燥機が不要になりました。(スピーディーに乾かしたいときは衣類乾燥除湿器を使用しています。)

全館空調ではない場合でも、物干し竿と衣類乾燥除湿機があれば半日程度で乾かすことができますので、個人的には浴室乾燥機&ランドリーパイプではなく、ランドリールームをおすすめしています。

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ランドリーパイプの本数は?1本あたりに干せる量は?

我が家は基本的に2日に1回、夫婦2人の衣服2日分(日中着る服+パジャマ)をまとめて洗濯します。ランドリーパイプ2本だとギリギリ足りている状況です。

この感じですと「夫婦2人2日分=4人家族」で1日の洗濯物がランドリーパイプ2本でギリギリ干せるか干せないかのラインだと思います。

ご家庭によって洗濯量が違うと思いますが、新築ではパイプ2本とワイヤー物干し竿1本で丁度良い感じです。詳細はこちらでお話してるので良かったら参考にしてくださいね↓

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まとめ

ランドリーパイプを検討中の方は下記4点を確認してみてくださいね↓

  • 大きいものを干す予定はあるか
  • その上でお風呂のサイズ・広さは問題ないか
  • パイプの位置は問題ないか
  • パイプ2本で足りるか

個人的には浴室乾燥機とランドリーパイプをつけるのではなく、ランドリールームをつくるのをおすすめしています↓

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たった3畳という狭いランドリールームではありますが、今回お話したすべてのデメリットを解消できたので、よかったら参考にしてくださいね↓

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