玄関の窓について、あったほうがいいのかないほうがいいのかお悩み中のかたへ。
お家の顔となる玄関は明るいほうがいいと思う一方、防犯面が気になる方もいますよね。窓をつけるならどれぐらいの大きさにすべきなのか、窓なしでも明るい玄関にすることはできるのかも気になるところです。
ちなみに我が家は窓あり玄関ですが、サイズと位置を誤って暗い玄関になってしまいました。窓があれば明るい玄関になるわけではないことがよくわかりました…。
このページでは、玄関の窓なしと窓ありそれぞれのメリットとデメリットについてまとめました。
玄関窓ありのメリット&デメリット
- 1日中明るい玄関になる
- 玄関が広く見える
- 換気ができる
- 防犯面が気になる
- 掃除の手間がかかる
- 明るい玄関になるとは限らない
メリット①1日中明るい玄関になる
昼間は電気をつけなくても明るくて開放的な玄関に、夜は外から見ても明るくて暖かい玄関になります。
来客時には、薄暗い玄関よりも明るい玄関でお出迎えしたいという気持ちもありますよね。
また、夜遅く帰ってきたときには、家の電気がついていることにホッとする瞬間は誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
玄関じゃなくてもリビング等の明かりが確認できるだけで心が温かい気持ちになりますが、特別玄関が明るいと自分の帰りを待ってくれているかのような感覚になります。
メリット②玄関が広く見える
窓をつけることで閉塞感をなくすことができ、開放的な空間を演出することができます。また、窓をつける位置によって空間に奥行きができ広く感じることができます。
そもそも玄関自体、間取りを大きく取ることはあまりありませんよね。基本的にほかの部屋よりも狭くなりがちです。
視覚的に空間を広く見せる方法の1つとして、窓をつけるのは効果的だと思います。
メリット③換気ができる
じめっとしやすい玄関は、雨具を干したり、閉め切ったシューズボックスの湿気が気になるかたも多いかと思います。
そんなとき窓があれば容易に換気をすることが可能です。
デメリット①防犯面が気になる
透明な窓にした場合、自分の身長よりも上に窓があっても角度によっては丸見えに。外が見えるのはおしゃれだけど、防犯面が気になる方も多いのではないでしょうか。
ぼやぼや~っと見える窓なら大丈夫かと思うもののシルエット(人の影)が気になったり。
例えば玄関ドアにあわせて縦長にスリットのような窓をつけると、お出かけ時や来客対応時に「今から外出ます」っていうのが見えます。窓越しに姿が見えてから暫く出てこないと「身だしなみチェックかな」「靴を片付けてるのかな」と思われたり。
実際、玄関扉を開けるまえに身だしなみチェックしたりするのでなんとなくバレたくないって思ってしまいます。
玄関に限らずトイレやお風呂など常時点灯する部屋じゃない場合、いまどこにいるっていうのが照明やシルエットで外から分かってしまいやすいのがデメリット。
デメリット②掃除の手間がかかる
窓をつけることによって壁に凹凸ができるので、当然ほこりがたまります。また、お家の顔とも言える玄関なので、窓の汚れには気を遣うかたも多いかと思います。
そういった意味では掃除の手間がかかるなと感じるかたもいることでしょう。
デメリット③明るい玄関になるとは限らない
お家の方角や玄関の向き、お隣さんとの距離、窓をつけたい位置やサイズ、これら1つでもミスすると残念ながら窓をつけても明るくなりません。そのため、慎重に考えることをおすすめします。
ほとんどのかたがLDKを優先するあまり、間取り打ち合わせの後半はもう疲れて頭が回らないってこともあるんです。玄関を後回しにしたばかりに、なんとなく設計士さんが提案した窓の位置とサイズで完了しちゃうことは少なくないので要注意です!
玄関窓なしのメリット&デメリット
- 窓の掃除が不要
- プライバシーが守れる
- 玄関の空間を演出できる
- 1日中暗くなりがち
- 換気ができない
メリット①窓の掃除が不要
玄関は外からの汚れを持ち運びやすいので、ほかの場所にくらべて汚れやすいです。当然窓も砂埃で汚れることもあります。また、暗くなりがちな玄関に大きな窓を高い位置に取り入れるかたもいらっしゃいます。
地味に掃除が大変な窓ですが、窓なしであれば1か所掃除が減って楽ちんです。
メリット②プライバシーが守れる
窓なしの場合、外から見たときに見える人影やいつ照明をつけたのか消したのかなどが外に漏れないためプライバシーが守れて防犯面が高いのがメリット。
窓ありのデメリットでもお話しましたが、外から玄関の照明がついたとき「あ、出てくるな」って分かるのは安心感をあたえると同時に、何をしているのかが分かってしまうというデメリットがあります。
窓なしであればその心配がありませんので、玄関の靴をささっと片付けることもできます。
メリット③玄関の空間を演出できる
あえて窓をなくすことで、照明・アクセントクロス・インテリアで重厚感のある雰囲気にすることもできます。
特にペンダントライト等の照明を灯すと影が落ちて雰囲気を作り出すものは外からの光が邪魔に感じることも。
実際に我が家も「照明の影」がおしゃれなものを使用していますが、玄関が明るい時間帯は全く活躍しませんので勿体ないと感じたり…。
↓こちらは我が家が玄関とトイレで使用しているペンダントライト。
デメリット①1日中暗くなりがち
LDKは日中自然な日の光で電気がいらないけど、玄関だけが暗いから1日中電気がいるという状況になりがちです。リビングの光が玄関まで届けばいいのですが…。
玄関って居座る場所ではなく通路みたいなもので「明るさだとか暖かさだとかは必要ない!」と考える方も少なくないと思うんです。しかし、明るさのない玄関に対して寂しいと感じるかたも少なくないんですよね。
普段気に留めていなかった玄関の明るさで、想像以上に気持ちの良い日々を過ごすことができていることに気づかないひとも多いのではないでしょうか。反対に、薄暗い玄関を見たり使ったりする度に気分が滅入ったり何となくモヤモヤするひとも多いのではないでしょうか。
デメリット②換気ができない
窓ありのメリットとしてあげた換気が、窓なしの場合はできません。
ただし、家の性能が全館空調だったり収納乾燥に使える乾燥機があれば窓で換気しなくても良かったりします。
↓こちらは布団乾燥機と謳っていますが、収納乾燥もできるし靴の乾燥もできる優れもの。
まとめ
窓をつければ明るい玄関になるものの防犯面が気になる。窓がないとプライバシーが守れて防犯面では安心できるものの暗くなりがちに。
我が家は窓ありにしたものの、結局明るい玄関にすることは叶いませんでした。もし2回目のお家づくりがあるとしたら次も窓はつけたいなぁと考えています。もしくは、玄関は窓なしだけどリビングの光は入ってくる間取りにしたいなぁと考えたり。
窓のありなし問題はまさに表裏一体なわけですが、あなたにとっての最優先事項は何か?絶対に譲れないポイントは何か?じっくり検討してみてくださいね。
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