ベランダについて「2階建て以上の家はベランダがあるものだと思ってたけど無くてもいいの?」「ベランダで洗濯物を干さないけど布団はどうするの?」とお悩みのかたへ。
このページでは実際に私が2階のベランダはいらないと判断した理由と部屋干し方法についてお話していきます。
最近増えてきた「ベランダ無し」ですが、実際に我が家も「ベランダは要らない」と判断して無くしました。その理由が「以前住んでいた家のベランダを一度も使うことがなかった」というのが一番大きな理由でして、実際ベランダを設置して後悔したひとのなかには「年に数回しか使わない」というかたも少なくないようです。
「なぜ一度もベランダを使わなかったのか」については7つの理由があります。
- お日様による効果が得にくい
- 干しても乾かないときがある
- 洗濯物が汚れる
- 虫に侵入される
- 防犯面の不安
- メンテナンスがかかる
- 生活動線が悪い
2階にベランダは要らない7つの理由

①お日様による効果が得にくい
ベランダでの目的といったら「洗濯物を干す」ことですよね。「洗濯物は日の光に当てて干すべき」「太陽でカラッと乾かすのが気持ちいい」と感じてる方は、ベランダを無くすなんて考えられないかもしれません。
しかし、ベランダの条件次第では外で干すことによる洗濯物への効果はあまりないのです。その条件というのが高温かつ風通しがよい場所で干すこと。そうすることで殺菌・防カビ効果があります。
この条件がクリアできるのであれば外で干すことによる洗濯物への効果はあります。ただし、1年でどれだけ条件をクリアできるかは立地次第でもあります。
- ベランダをつくっても1日の大半が影になってしまう
- 近隣住宅との距離が近いなど風通しの悪い立地
- 天気の悪い日が多い地域
冬の季節は全く干せないという地域もありますし、冬も干せるけど乾きが甘いということもありますよね。条件が完璧に揃ったとしても1年通して揃うかは別の話だなと思いベランダで干すメリットは少ないと判断しました。
また、昔は布団を天日干しして「布団叩き」をする家庭が多かったのですが、天日干ししてもダニは死にませんし「布団叩き」はしないほうがいいとまで言われているのが最近の常識。
②干しても乾かないときがある
外で干すというのは自然に任せる乾かし方なので、先ほどと同じように条件が必要になります。
- 1日の大半は日が当たるベランダの位置
- 風通しの良い立地
- 天気の良い日が多い地域
しかし、これらの条件が揃っていたとしても乾かないときってあるんですよね。季節によって乾くスピードにムラがあるし、風が強くて洗濯物同士がくっついたり、途中から天気が悪くなったり。
特に季節の変わり目は気温も天気もゆらゆら揺れて、この先の天気が全く読めない!!!
③洗濯物が汚れる
外に干すことで洗濯物が汚れることがあります。
花粉・黄砂・PM2.5などといった大気汚染のほかに、公園や学校が近いと砂埃が気になるかもしれません。
④虫に侵入される
洗濯物を取り込む際に、空いた窓から虫が侵入もしくは洗濯物に張り付いて侵入してくるという事件を実家暮らしの際に経験しました。
1人家にいるときに出てきても対処できない虫嫌いのひとは、部屋干しを検討したほうが身のためだと経験者の私から強くお伝えします。
⑤防犯面の不安
これもまた実家の話ですが下着泥棒に合いました、母親が。それを幼いながらにとても恐怖したのを覚えておりまして、今でも本当にゾッとしますし気持ち悪いです。
そのときは1階の賃貸に住んでいたのですが以降は2階以上の部屋にしか住みませんでした。しかし、2階だからといって安全とは限りませんよね。
下着泥棒だけでなく「いつも洗濯物が干されているのに今日は留守かな?」「赤ちゃん生まれたのかな?」と家庭事情や家族構成を推測される可能性もあります。
⑤費用がかかる
ベランダの一般的な設置費用は約50~100万円と言われています。ベランダがなければそのぶん安くなるので、ほかの場所に予算を充てることも可能です。
また、ベランダに費用をかけるよりも部屋干しできるように衣類乾燥除湿器やドラム式乾燥機にしてしまったほうが、費用もかからず家事負担も減らすことができます。
⑥掃除の手間やメンテナンスがかかる
ベランダ設置の初期費用がかかるうえにメンテナンス費用も当然かかってきます。
いくら屋根のあるベランダだとしても完全に雨風を防ぐことは難しいです。落ち葉や汚れ、鳥のフン、虫の住処や死骸が落ちてる可能性もあるので細目な掃除は必須です。
ベランダに水道があればまだマシなのですが、ない場合は水を汲んで運んで流すという手間もかかります。しかし、ベランダに水道をつけると費用もかかります。
また、雨漏りの原因第一位はベランダと言われており、将来的に大きな出費があるのではないかと不安も残ります。
⑦生活動線が悪い
1階だろうが2階だろうがベランダで洗濯物を干す際に、洗濯機が近くにないとどうしても動線が悪く不便になります。さらに水分を含んだ布は重いため、思っている以上に洗濯物を持って移動するのは大変です。
1階の洗濯機から2階のベランダへ移動する大変さは想像以上なので、もしベランダをつけるなら洗濯機も同じ階にあると良いです。
我が家は「防犯面を考えると1階に干したくない」「1階に必要な生活動線すべてを配置したいから2階に洗濯機は嫌」という思いが強かったため、洗濯機とベランダを同じ階にするのは難しい状況でした。
ベランダで干すよりも部屋干しがおすすめ!

せっかくの注文住宅ですから、より快適にストレス無く過ごせたら嬉しいですよね。
さらに家事負担が減ったら嬉しくないですか?
共働きの家庭が多い現在、仕事で外出中に天気が悪くなってきたときに洗濯物を取り込めず雨に濡れてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
そこで個人的にあつ~くおすすめしたいのが部屋干し。
部屋干しを試したけど「部屋干し臭」が気になって結局外で干すようになったという話を聞くことがあるのですが、注文住宅を建てようとしている今!!部屋干しにしないと勿体ないですよ!!
最近はベランダをつくるのではなくランドリールームを作るのが流行りでして、「洗う→干す→しまう」を一か所で済ませる家事楽動線がおすすめです。
ランドリールームで家事負担を減らそう!

ネットで「ランドリールーム」って検索すると素敵なランドリールームがたくさん出てくるんですがめっちゃ広いんですよ!!!確かに「洗う→干す→しまう」を一か所でするには広いほうがいいのは分かるんですが「皆さんお金持ちなの?」ってくらい広くてびっくり。
我が家は正直ランドリールームを作れる程の土地も予算もなかったのですが、なんとか捻り出して作った結果、たったの3畳しかありませんが3畳だけでなんとかなりました。

「3畳でもランドリールームを作れるほどの大きさないよ~!」という方におすすめなのが浴室乾燥機。以前住んでいた際にめちゃくちゃ愛用していました。新築でもつけようと思いましたがランドリールームを作ったので却下。
下記記事では「ランドリーパイプ(浴室乾燥機)は要らない」といった内容ですが、もしつけるならこうしたほうが良いという内容も書いていますのでご参考までに!

さらにおすすめなのがドラム式洗濯乾燥機を使用すること。もう干すことすら辞めるのが一番家事楽で究極の選択でおすすめ。さらにベランダやランドリールームのように面積を必要としないので、洗濯機本体は高くても結果的に一番安上がり。
我が家は10万円以下で購入した縦型の洗濯機ですが、同じく10万円以下で購入できるドラム式洗濯乾燥機があってちょっと損した気分に。。
布団は干す必要なし
布団は干さずにこれ一択!布団乾燥機でダニを一掃。
「布団乾燥機は出番が少なくて勿体ないなぁ」と思いがちですが、最近は布団乾燥機だけでなく収納乾燥もできるし靴の乾燥もできる優れものが多いです。
また、インテリアに溶け込むデザインが増えていて「普通に可愛くてお洒落で欲しい!」という気持ちをくすぐってきます。
ほかにも丸洗いできる布団もおすすめです◎
まとめ

途中から天気が悪くなって部屋干しに切り替えて「なんか臭う」ってなるくらいなら、最初から部屋干しで衣類乾燥除湿機やドラム式洗濯機で乾かしたほうが良いと個人的には思います。
ここから先は余談ですが、、、
1日の選択肢は膨大だから「決断力」を必要とするものは固定化させることで大きな選択肢のために「決断力」を取っておくと良いですよ!
毎日「何着ていこう…服はあるのに着ていく服がない…」と悩む時間・思考・決断力を無くすために、毎日同じ服を着ていたアップル社創業者のスティーブ・ジョブス氏の話はとても有名です。
★我が家のランドリールームについてはこちらから↓


★掃き出し窓は要らない?ダサいの?↓

★2階のトイレっている?我が家は要らないと判断した理由↓
