玄関ドアについて「玄関ドアの種類や色、素材は何にしたらいいのか分からない!」とお悩みのかたへ。
玄関はお家の顔となるものの、見た目だけで選んでいいのか分からないことが多いですよね。このページではよくある玄関ドアの後悔ポイントと後悔してしまったあとからでもできる対応策をまとめて紹介します。
よくある後悔ポイントは下記5つ。
- スマートキー(スマートタッチキー/スマートロック)
- 玄関ドアの色
- 玄関ドアの位置
- 木製のドア(無垢のドア)
- 玄関ドアの種類(引き戸・通風ドア・採風窓付きドア)
玄関ドアの後悔ポイント
①スマートキー(スマートタッチキー/スマートロック)
スマートキーは、鍵を差し込まなくてもボタン1つ、もしくはスマホで操作して開錠できます。このスマートロックをつけなかったことで後悔するパターン。
例えば買い物帰りや仕事帰りに鞄から鍵を取り出す動作をせずに開けることができます。また、一定時間開錠された状態だと自動で施錠してくれる機能など、閉め忘れ防止対策にもなります。
また、スマホ連動できるものもありスマホ1つで開錠も施錠もできるうえに、いつ誰が鍵を開けたのかが分かるものもあります。
②玄関ドアの色
玄関ドアは雨や砂埃などで汚れやすいため白色の玄関ドアは要注意。特に外構が一面コンクリートにしない場合や植木鉢などを置く場合は泥はねなどが付きやすいです。
白色は清潔感があり外壁とも合わせやすいカラーではありますが、汚れが目立つ色のためこまめな掃除が必要になり後悔するひとは少なくありません。
お家の顔となる玄関は綺麗でいてほしいけど、掃除の手間はかけたくない。そんな方は白色以外の色を選んだほうが無難でしょう。
また、玄関の位置によっては紫外線で色褪せてしまうことがあります。
白色は長年使用することにより黄色っぽく変色していくことがありますので、それも味わいだと思えるならば良いでしょう。しかし、常に日の当たる部分だけが退色してしまった例もあるので要注意です。
③玄関ドアの位置
白いドアは経年劣化や紫外線により黄色っぽくなるというお話をしましたが、西日が当たる位置はさらに劣化を速めることになります。
紫外線による劣化は黒いドアなども対象で、経年劣化による退色のほかに白い錆がつくこともあります。
西日が強く当たる位置に玄関ドアがないか、間取りの見直しをおすすめします。
④木製のドア(無垢のドア)
木目調のドアには、「木目調の模様がついたドア」と「本物の木を使った木製のドア」があります。後者の木製のドア(無垢のドア)で後悔することがあります。
木製玄関ドアのデメリットは下記のとおり。
- 湿度の高い梅雨の時期は木が膨張して開けづらい
- 乾燥する時期は木が収縮して隙間ができる
- ドアが反ってしまい閉まらない
- ドアが腐ってしまう
- 紫外線による色褪せやささくれ
最近は北欧インテリアなどナチュラルテイストのものが流行っており、玄関ドアも北欧風の木目調を選ぶ方が多くいらっしゃいます。
なかでも人気なガデリウスのスウェーデンドアは、本物の木を使った美しい木目と色で名前のとおり“北欧テイスト”なのですが、木製のため不具合時の保証やメンテナンス方法などは要確認することが大事です。
⑤玄関ドアの種類(引き戸・通風ドア・採風窓付きドア)
引き戸
玄関ドアを引き戸にすると、荷物の出し入れがしやすかったり来客時にドアを手で押さえる必要がなくて楽というメリットがあります。
しかし、同時にデメリットもあり後悔の元となることがあります。
- 気密性や断熱性がさがる
- 防犯面が弱い
- ドアのデザインが少ない(洋風な建物に合うものがない場合も)
- レールや溝の掃除が必要
ほかにもマスク・傘・家の鍵・ハンコなどをマグネット収納にしたい方は要確認を!ドアの引き込み方によってはマグネット収納を貼り付けることができず不便な場面に遭遇することも!
通風ドアや採風窓付きドア
通風ドアや採風窓付きドアとは、玄関ドアに窓がついているものです。
従来の玄関ドアは換気をしようと思ったら玄関ドアを開ける必要がありましたが、玄関の鍵を閉めたまま換気ができたり、採光を取り入れて明るい玄関にすることができるメリットがあります。
しかし、こちらもデメリットがあり後悔のもとになることがあります。
- 気密性や断熱性がさがる
- 防犯面が弱い
- 窓の掃除が必要
- 間取りによっては換気の効果が得られない
- 道路に近いとホコリが入りやすい
玄関ドアに窓がなくても、玄関ホールや土間に窓をつける場合は不要かもしれません。
後悔してからでも大丈夫!おすすめの対応策
①後付けできるスマートキー
「つけなかったら後悔する?」「予算的に今はちょっと…」という方、いまは要らない(付けれない)けど後から欲しくなっても大丈夫!スマートキー機能は後付け可能なのです!
世の中には便利なものがありまして、工事不要で賃貸でも取り付けできるスマートキーがあります。
「ちゃんとしたメーカーなのか怪しい…」「こんな簡単なもので大丈夫なの?」と心配な方は、大手メーカーのLIXIL(リクシル)からも後付け専用のものを出しているのでこちらをおすすめします◎
②リメイクシート
「どうしても白色にしたい!木製のものがいい!」という方におすすめなのがリメイクシート。
通常の玄関ドアは、取れない汚れや色褪せた場合は丸ごとドアを取り換える必要があったり塗り替える必要があったりと費用もかかります。
リメイクシートは貼る手間はかかるものの安価であり、取れない汚れや色褪せてしまっても貼りかえるだけでOKなのがメリット。
予防として貼るのも良し、色褪せてしまったあとに使うことのも良し。念のための1つの手段として頭の片隅に覚えておくと良いですよ!
まとめ
- スマートキー(スマートタッチキー/スマートロック) →後付け可能
- 玄関ドアの色 →リメイクシートで対応可能
- 玄関ドアの位置
- 木製のドア(無垢のドア)
- 玄関ドアの種類(引き戸・通風ドア・採風窓付きドア)
玄関ドアのリフォームは10万~50万程度かかると言われており、決して安くはない金額です。見た目だけで選ぶのではなく、色や素材、使い勝手も重視して検討することで長く使えるようにするのがおすすめです。
とはいえ、気に入ったものは多少使い勝手が悪くてもメンテナンスの手間がかかっても愛着が湧くものですので、あなたが一番ときめく玄関ドアを選ぶのもおすすめです◎
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